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日本計量新報 2008年9月28日 (2742号)

「パソコンを見ました」というインターネットの理解と計測への活用

「パソコンを見ました」という言葉の後にインターネットのホームページに掲載された内容について語る商品発注者が増えている。
 計量計測機器などの商品情報は一般家電や自動車の商品情報と違って、一般の使用者に商品カタログとして届けることが非常に困難である。インターネットで計量計測機器情報と企業情報を提供することによって、商品を買い求め、使う立場の人がセールスマンの圧力抜きでさまざまな角度から検討し、選択することのできる仕組みができたことは、商品流通ほかの面からも革命的なことである。
 これまでは一般消費者・一般ユーザーの側からは見えにくかった計量計測機器と関係企業についての情報を、インターネットという、新しいがもはや普遍的である情報世界の生成発展によって何時でも何処でも素早く知ることができる。インターネットという新しいメディアは、総合体として常に消費者に大きなメッセージを投げかけるようになった。だから企業は、その事業の全てを顧客に開示し、企業と商品の理解を得られるような体制を整備・拡張することが求められ、この良し悪しが企業業績に影響すること必至である。

 インターネットは企業やさまざまな人々が任意に供給した情報の集合体である。企業はその企業活動に必要な情報をインターネットの世界に供給する。企業内部にとどめておくべき情報は供給することはないし、実際に供給もされない。
 役所や個人にしても同じことである。今やほとんどの企業と役所、ならびに情報発信意欲のある多くの個人がインターネットの世界に情報を供給しているため、インターネットは知識の宝庫となっていて、物事を調べる行為のかなりの部分をここに依拠するようになっている。
 現代のビジネスは、パソコンと電子メールと知識の倉庫としてのインターネット情報を抜きにして推進することができない。インターネットで世界と通信する手段としては、パソコンが一般的であるものの、携帯電話はその機能を飛躍的に高めている。
 計測器のデータ処理や管理をインターネットを利用して実施することが、これからさらに盛んになっていくだろう。
 端末の体重計からの信号の発信・受信という授受と演算によって体重の変化と病的関連などを明かすことができるようになる。目的をもったそのほかの多くの計測情報を、インターネットを使って上手に利用し、処理活用することもできる。
 情報端末として計測機器があることを理解して、インターネットを利用することだ。


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