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温湿度データロガー特集

特集記事 製品紹介

多機能、高性能、長時間記録へ
工場から農地まで多岐にわたる用途

品質管理の必需品

1年以上の温湿度の変化を自動測定

一般にデータロガーは、各種センサなどが収集したデータをリアルタイムで表示、記録、解析する装置を指す。

温度、湿度から電流、電圧、音、振動、ひずみなど、センサの種類が豊富であるほど、データロガーも多岐にわたる商品が出ている。用途も、工場、研究所や医療分野といった、さまざまな現場に広がっている。

従来の計測器は、紙に印刷して記録するため、データがかさばる上に、レポート作成時にはデータを人力で読み取って転記するという手間がかかっていた。入力信号をデジタル処理し、表示、記録するデータロガーは、この難点を克服した。

記録方式は、内蔵メモリからUSBを介して記録データをパソコンに取り込むタイプのものが多い。専用の解析ソフトを同梱している商品もある。測定データの表作成が簡単にできたり、他形式のファイルに変換して別のアプリケーションでも使えるなど、データ活用がしやすい。

ほか、1台で多数のチャンネルを記録できるタイプは、大容量のハードディスクを搭載している。コンパクトフラッシュなど、記録メディアに対応したユニークな商品もある。

無線通信機能を搭載したデータロガーもある。測定地点ごとに子機を置き、複数の中継機が子機のデータを収集し、親機に送信する。親機に接続されたパソコンで、測定地点のデータが一括で管理できる。

空調設備の点検に限らず、温湿度管理の必要性が、さまざまな現場でクローズアップされている。食品、医薬品などの製造工程において、衛生的な環境を保つことは、品質管理の注意点として厳しく守られなければならない。また、計量器の校正現場では、温度や湿度の違いで、値も違ってくる。変わったところでは、水耕栽培野菜を育てるビニールハウスに導入し、出荷量と品質の向上につながった例もある。

ほかにも、クリーンルーム、企業のサーバー室といったデリケートな空調管理が必要な場所など、温湿度データロガーの活用場所は広い。

温湿度データロガーの主な取扱い企業

▽(株)チノー=東京都板橋区熊野町32−8、電話03−3956−2205▽(株)テストー=横浜市港北区新横浜2−2−15、パレアナビル7階、電話045−476−2288▽日本計量器工業(株)=東京都千代田区神田多町2−9、電話03−3256−3601▽(株)カスタム=東京都千代田区外神田3−6−12、電話03−3255−1117▽(株)安藤計器製工所=東京都板橋区仲町31−1、電話03−3973−2330▽(株)ティアンドデイ=長野県松本市島立817−1、電話0263−40−0131

 

 

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