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2011年・関係団体の行動の基本

変革への対応を積極的に

日本ガスメーター工業会会長 岩井昌秋

岩井昌秋

 年頭に際し謹んで新年のお慶びを申し上げます。日本経済はデフレからの脱却に苦しみ本格的な回復が遅れ、また、世界経済の状況も急速に発展するBRICsと停滞するEUなど、国際的に複雑な利害の対立を抱えたまま、経済活動の先行きを不透明にしています。このような状況下、ガスメーター工業会会員各社は事業の停滞感がある中、「特定計量器」であるガスメーターの品質、機能の向上に向け、より一層努力を傾注しております。

 計量法の国際整合に向けた大きな流れの中で、各計量器とも国際勧告(OIML勧告)に沿う形で「検定検査規則」のJIS化が進められており、ガスメーターについても昨年JIS原案の作成に目途をつけることができました。また、現在OIMLでは最終の国際勧告に向けた作業が進められておりますが、昨年7月には当工業会からOIML国際会議に代表を派遣し、わが国の立場から意見を述べる機会を得たところです。当工業会といたしましては、今後もこのような機会を捉え積極的に代表を派遣していきたいと考えております。

 計量技術の進歩は革新的な製品開発につながるとともに、事業環境を大きく変えることになります。昨年9月には技術進歩に伴う型式承認検査にかかるコストの見直しが行われ、型式承認手数料の改定が実施されておりますが、ガスメーターにかかわる新たな検査技術の導入も今後会員各社に少なからず事業の変革をもたらすと思われます。当工業会は国際的な計量技術進歩を好機と捉え、各種の情報収集に努めるとともに積極的に変革への対応を図っていきたいと考えております。

 本年も会員会社一丸となって国際的な技術の進歩と革新に対応して参りたいと思いますので、昨年にも増して皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 最後に皆様の今年一年のご多幸を祈念いたしましてご挨拶とさせていただきます。

 
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