ポータブル糖度計特集　〜糖度を計って品質を一定に

京都電子工業　WEBサイト
ワイドレンジで1台2役
ポータブル糖度計　RA−250W

京都電子工業（株）（京都市南区吉祥院新田二の段町68、勝木謙三代表取締役）は、甘さを手軽に測定できるポータブル糖度計RA−250Wを販売している。
　ポータブル糖度計RA−250シリーズは、測定部に試料をのせて測定ボタンを押すと、2秒で糖度を表示。簡単に高精度な糖度測定ができるため、食品業界で多く採用されてきた。しかし、菓子業界を中心に、さらに測定範囲の広い糖度計の要望が強まっていた。
　最新型のRA−250Wは、糖度測定範囲0〜90％、温度補償範囲10〜75℃のワイドレンジ。砂糖菓子作りでのコンフィールの工程や餡の糖度管理では、管理する測定範囲が広く、従来の糖度計では低い糖度用と高い糖度用の2台を使いわける必要があった。RA−250Wは、1台で全ての範囲をカバー。使いやすい上に、コストの大幅削減を実現できる。
　同製品の特長でもある、左右どちらの手で持っても測定できるフレキシブルデザインの採用や、水洗いできる防水機能（IP65）など、市場のニーズを形にした。
　見やすいバックライト機能付き。

【RA−250Wの主な仕様】
▽測定対象、表示単位＝試料の甘さ、Brix％
▽測定範囲＝Brix0〜90％
▽測定精度＝Brixプラスマイナス0・2％
▽分解能＝Brix0・1％▽温度保証範囲＝10 〜75<CODE NUMTYPE=UG NUM=5BFF>
▽電源、電池寿命＝単4（アルカリ乾電池）×2個、およそ3万回測定
▽防塵防水等級＝IP65▽外形寸法＝43（W）×26（D）×170（H）<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>
▽質量＝約100<CODE NUMTYPE=SG NUM=6271>（本体のみ）

【税込価格】2万6250円

京都電子工業　WEBサイト
製菓業界向け糖度計
BX−1S「かんどクン」

京都電子工業（株）（京都市南区吉祥院新田二の段町68、勝木謙三代表取締役）は、製菓業界向け糖度計のニューモデルBX−1S 「かんどクン」を販売している。
　製菓現場での使い勝手を第一に考えて開発。細かい数値は切り捨て、測定値のバラつきを抑えているため、ベテランが測定しても新人が測定しても同じ結果が出る。甘みの調整などの繊細な作業でも迅速な判断を促すことができる。
　製菓の現場では、製餡やジャムの煮詰め作業など、注意深く火加減を見ながら甘みを調整する必要がある。従来ののぞきタイプの糖度計は、鍋から目を離す必要があり、繊細な作業に水を差していた。「かんどクン」は、片手に収まるコンパクトな設計で、手の小さな人でも片手で簡単に、火元から目を離すことなく操作できる。左右どちらの手でも測定可能。
　1回の測定時間は約2秒。
　水洗いが可能な防水設計（IP65）。
　液体またはペースト状の試料に対応。測定範囲は0〜85Brix％とワイドレンジ。

【主な仕様】
▽測定対象、表示単位＝試料の甘さ、Brix％
▽測定範囲＝Brix0〜85％
▽測定精度＝Brixプラスマイナス1％
▽最小表示＝1Brix％▽試料温度範囲＝10〜75<CODE NUMTYPE=UG NUM=5BFF>
▽使用環境温度・湿度＝10〜40<CODE NUMTYPE=UG NUM=5BFF>、85RH％以下（結露がないこと）
▽電源、電池寿命＝単4（アルカリ乾電池）×2個、およそ3万回測定
▽防塵防水等級＝流水による水洗い可（IEC529、IP65）
▽外形寸法＝45（W）×32（D）×153（H）<CODE NUMTYPE=SG NUM=4E9C>
▽質量＝約100<CODE NUMTYPE=SG NUM=6271>（本体のみ）

【税込価格】2万5725円

佐藤計量器製作所　WEBサイト
環境に配慮した材質で本体設計
手持屈折計　Rシリーズ

（株）佐藤計量器製作所（千代田区神田西福田町3、電話03−3254−8111、後藤えい四郎社長）の手持屈折計「Rシリーズ」は、見やすい目盛と軽量化、低価格を実現。10 〜 30℃間の自動温度補正機能付（SK−106R、107R、201R、202Rを除く）、温度を気にせず正しい測定が出来る。本体には環境に配慮した材質（非有害物質）をつかい、ユーザーの負担を軽減している。

手持屈折計SK-100Ｒ自動温度補正付
▽測定範囲：Brix0・0〜32・0％▽主な測定対象：糖分、果汁、飲料、不凍液、ブレーキオイル、旋盤切削液、洗浄液など

手持屈折計SK-101Ｒ自動温度補正付
▽測定範囲：Brix28・0〜62・0％▽主な測定対象：ソース、醤油、低糖ジャム、たれ、食用油などの中濃度液体

手持屈折計SK-102Ｒ自動温度補正付
▽測定範囲：Brix0・0〜18・0％▽主な測定対象：果物の糖分、水溶性の切削液の濃度など

手持屈折計SK-104Ｒ自動温度補正付
▽測定範囲：Brix0・0〜10・0％▽主な測定対象：低濃度用のだし汁、トマト果汁、スープ

手持屈折計SK-106Ｒ
▽測定範囲：Brix58・0〜92・0％▽主な測定対象：はちみつ、水あめ、ジャム、マーマレードなど糖分が多い食品

手持屈折計SK-107Ｒ
▽測定範囲：Brix45・0〜82・0％▽主な測定対象：液糖、ジャム、マーマレード、食用油などの中高濃度液体

手持屈折計SK-109Ｒ自動温度補正付
▽測定範囲：Brix0〜50％▽主な測定対象：糖度（Ｂｒｉｘ）0〜50％の濃度の液体、混濁しているサンプルの測定

手持屈折計SK−200R自動温度補正付
▽測定範囲：食塩濃度0・0〜28・0％▽主な測定対象：漬物仕込み時の食塩水濃度の調整、海産物洗浄用などの食塩水の濃度測定

ラーメンスープ濃度計SK−201R
▽測定範囲：スープ濃度0・0〜32・0％、かんすいボーメ度0・0〜10・0

そば・うどん用濃度計SK−202R
▽測定範囲：濃度0〜56％、食塩水0〜28％

アタゴ　WEBサイト
人間工学に基づいた斬新なデザイン
ポケット糖度計・濃度計　PALシリーズ

（株）アタゴ（東京都板橋区本町32−10、雨宮秀行社長）のポケット糖度計・濃度計PAL〈パル〉シリーズは、人間工学に基づき「使いやすさ」「わかりやすさ」を追求。
　不安定でサンプルを載せにくい従来の細長い形状から、バランスの取れた形状に。サンプルステージ周辺は、サンプルがこぼれにくく拭き取りやすい。
　グリップなどの分割されたパーツを使わないことで、雑菌の繁殖の温床となる溝部分を減らし、丸洗い設計を実現。
　「外光誤測防止機能」を搭載。強い外光が検知されると「nnn」と表示する。

【ブリックス目盛の機種】
◇PAL−1＝▽低・中濃度測定モデル▽測定範囲：Brix0・0〜53・0％
◇PAL−2＝▽高濃度測定モデル▽測定範囲：Brix45・0〜93・0％
◇PAL−J〈JAPAN〉＝▽ワイドレンジモデル▽測定範囲：Brix0・0〜93・0％

【専用目盛の機種】
　約80種類の目盛から目的に応じて選べる。一部を紹介。
◇PAL−22S（はちみつ水分）＝▽測定範囲：12・0〜30・0％
◇PAL−27S（豆乳濃度計）＝▽測定範囲：0・0〜20・0％
◇PAL−43S（塩化マグネシウム〔にがり〕）＝▽測定範囲：0・0〜30・0％
◇PAL−96S（ラーメンスープ濃度）＝▽測定範囲：0・0〜53・0％
◇PAL−96S（かんすいボーメ度）＝▽測定範囲：0・0〜9・9％
◇PAL−97S（調味料濃度）＝▽測定範囲：調味料濃度0・0〜70・0％