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新春トップインタビュー (株)イシダ代表取締役石田隆一社長に聞く
世界市場の中で日本を考える
経営はGM型かポルシェ型か
日本経済の中におけるモノづくり産業の占める位置は今後とも重要でありつづけると思います。
物作りの世界で生き残る道は二つしかないのです。一つはGM(ゼネラルモータース)型のような道を選ぶこと、もう一つはポルシェ型の道を選ぶことです。GM型のようにより大きくより強くなるには、資本力、技術力、世界戦略の構築力の三つを整えなければなりません。これができないのであれば、ポルシェ型の道として、ニッチの分野で何かに特化して、他社では真似できないような優れた技術力を駆使した商品を創ることで、しっかりとファンを掴む事です。
今後の日本の進むべき道として、独特な技術、アイデアをもったグローバルに展開できるメーカー主導の経済社会という目標が必要です。そうでないと我が国は生き残っていくことはできないというのが大方の見方です。もちろんサービス産業や金融も大事ですが、それでは世界との勝負に勝てません。金融界の言い分としては、日本の製造業にミルクを与え、手を尽くして育ててきたという自負はあることと思います。また雇用の面からはサービス産業の占める位置は重要ですし、その割合は増えることに違いはありません。しかし、世界に通じる日本独特のアイディアおよびアイデンティティーをもったメーカー主導の経済社会にしなければ日本の明日はないと考えます。
自分独自のスタンスをもて
計量の世界でも自動車の世界と同じことが言えます。ゼネラルモータースのような企業になるのか、ポルシェのような企業になるのか、ということが大切です。現状でも計量業界ではGM型で、しっかりした世界戦略を掲げて国際舞台でビジネスをしておられるところもあるし、また、独自技術とアイデンティティーをもって、それぞれ独自の道を選んでビジネスを展開しておられるところもあります。日本の計量業界の皆様は、それぞれ自分独自のスタンスをもって、しっかりやっておられると思います。
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