計量器購入と使い方 質問へのご回答

はかりに関する質問と回答(Q&A)

Question.
取引証明にかかわるので購入する体重計は検定証印付きあるいは基準適合証印がついているものを選定したいのですが?

Answer.
メーカー自己検定ということで「基準適合証印」が付いたハカリは、役所が実施している証印を付する「検定証印」と全く同等の法的効力をもっております。「基準適合証印」「検定証印」のどちらが付いているものでも選定に迷いはいりません。

  病院や学校あるいは保育園などで体重を測定する行為は、計量法の規定の解釈として「証明」に該当します。商行為の「取引」と同様に「証明」に関係してハカリの使用する場合にはに「基準適合証印」検定証印」のどちらが付いているものでも選定数ることが法律の決まりであります。

「基準適合証印」検定証印」の付いたハカリは都道府県が実施する定期検査を2年ごとに受けてこれに合格することが必要です。ハカリを購入したら最寄りの都道府県の計量検定所あるいは特定市といって計量検定所と同じような仕事をしている市の計量検査所にそうしたハカリを使用している旨の通知を手紙かハガキでしておくと、役所から連絡が来るので2年ごとの定期検査を受検することができます。定期検査の合格基準は「基準適合証印」検定証印」の合格の器差条件(精密度)の2倍になっています。

このようなことで体重計以外のお肉屋さんや八百屋さんなどが店頭で使っているハカリは「取引」用ですから、いま述べた体重計と同じように「基準適合証印」検定証印」の付いたものを使っており、2年ごとの定期検査を受検してこれに合格しているものです。
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