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特集記事 製品紹介

エーアンドデイ
電子天びん
「FX−iシリーズ」

(株)エー・アンド・デイ(東京都豊島区東池袋3−23−14、電話03−5391−6126、古川陽社長)は「FX−i」シリーズ全6機種を発売している。

同製品は小型軽量化と、パソコンとの親和性を高めた。RS−232Cを標準装備し、コンパクトで扱いやすいB5サイズ。

別売のUSBインターフェイスを使うと、通信設定やドライバが不要でパソコンにデータ送信ができる。イーサネットインターフェイス(別売)で、ネットワーク上のパソコンと双方向通信が可能。

また、複数の天びんのデータを1台のパソコンに取り込むこともでき、コマンドによる計量器のコントロールも可能である。

統計演算機能を持ち、合計、最大、最小、範囲、平均、標準偏差、変動係数がそれぞれ表示、出力ができる。充電式内蔵バッテリ(別売)で、電源のない場所でも使用可能。計量モードも、g、pcs(個数)、%、ct(カラット)、もんめの5種類から選べる。
 ブザーを搭載しており、キー操作や、コンパレータ判定時には音で知らせる新世代の計量センサーシステムSHS(Super Hybrid Sensor)を搭載し、約1秒で高速応答、高速安定性を確保した。

青色の蛍光表示を採用することで、周囲の明るさや角度にかかわらず計量値がくっきりと見え、読み取りミスを防ぐ。電子部品を上ケースに組み込んだ防塵設計で、ゴミや液体の侵入に強い。FX−120i、FX−200i、FX−300iのみ小型風防つき。

【仕様】▽モデル/ひょう量(g)=FX−120i/122g、FX−200i/220g、FX−300i/320g、FX−1200i/1220g、 FX−2000i/2200g、FX−3000i/3200g▽最小表示/計量皿寸法=FX−120i、FX−200i、FX−300i: 0.001g/φ130mm、FX−1200i、FX−2000i、FX−3000i:0・01g/φ150mm▽外形寸法=幅193mm×高さ 84.5mm×奥行262・5mm▽本体質量=約2.5kg▽電源=ACアダプタ▽標準小売価格=FX−120i、FX−1200i:6万1950円、 FX−200i、FX−2000i:7万7700円、FX−300i、FX−3000i:8万2950円(すべて税込)

島津製作所
電子天びん用プリンタ
「EP-90」

(株)島津製作所(京都市中京区西ノ京桑原町1、服部重彦社長)の、電子プリンタEP−90の主な特長は、新旧の島津電子天びんに対応、付属ケーブルで天びんとつなぐだけ、GLP/GMP/ISO対応の長期保存に適した普通紙使用、乾電池でも使用可能、長持ちする記録紙で手間いらず、1秒に3行の高速印字、統計計算機能付き、島津だけのWindows直結機能と同時に使用可能。

【主な仕様】▽印字方式=インパクトドット▽インキング=インクリボン▽印字速度=約2・7行/秒▽印字文字寸法=約1・7×約2・6▽印字記録紙=普通紙(57・5)▽動作温度=5〜40℃▽電源=ACアダプタ▽電池=単三乾電池6本▽インターフェイス=シリアル入出力、TTLレベル▽本体寸法=154×215×78・5▽重量=約630g▽価格=85、000円

新光電子
音叉式分析天びん
「HTRシリーズ」

新光電子(株)(安西正光社長)は、世界初の「音叉式分析天びん」を開発し、2007年11月21日から「音叉式分析天びんHTRシリーズ」として販売している。

ハワイにあるすばる天文台で利用されている世界唯一の「音叉式センサ技術」の活用によって、従来の電磁力平衡方式なみの220万分の1という高精度を保ちつつ、50%の軽量化、60%の省電力化を達成。

また1台13万円台からという低価格化を実現した。
 研究機関、病院・薬舗など高精度天びんが必要な事業所向け。

◇特徴
1.220万分の1の計量性能(分解能)を実現=220万分の1の計量性能(分解能)は、すべて電磁力平衡方式による電子天びんに限られていた。そこに、世界で唯一「音叉式センサ技術」の開発を持つ同社技術陣の研究と努力の結果、世界で初めて、電磁力平衡方式以外のセンサを搭載し220万分の1の計量性能(分解能)を実現した。
※220万分の1の計量性能(分解能)とは、最大220gから最小1万分の1g(0・1g)までの試料を量れるという意味
2.超軽量化、総重量を約50%減量=「音叉式センサ技術」では、荷重は直接デジタル量である振動数の変化として検出されるためA/D変換器が不要で、電磁力平衡方式に比べ軽くなる。同社ではさらに、ガラス製風防を、帯電防止樹脂製風防に換えることにより軽量化を実現した。
※A/D変容器とはアナログ信号をデジタル信号に変換するコンバータのこと
3.コンパクト化、約10%サイズ縮小=「音叉式センサ技術」では、電磁力平衡方式のような複雑な機構部を持たないため、研究・分析に必要なスペース(フラスコ等の使用)を最大限に確保しつつ、それ以外のスペースをカットし最小限にした。
4.省エネ化、消費電力60%カット=電磁力平衡方式では電磁場形成のために大量の電力が必要だが、「音叉式センサ技術」では不要。分析天びんでは初めて電池駆動を実現した。ニッケル水素充電池4本で約10時間駆動(バックライトオフ時)が可能となった。
5.起動後すぐに使える、ウォーミングアップ時間を大幅短縮=電磁力平衡方式では電磁場が安定化するまでウォーミングアップ時間が必要になるため、電源を切らず24時間365日間、電源を入れ放しで使うのが常識となっている。しかし、「音叉式センサ技術」で予熱時間が大幅に短縮され、起動後すぐに使える。環境に優しい分析天びん。
6.同クラスで最も低価格=分析天びんの同機能のクラスにおいて、13万8千円〜16万5千円(税別)という国内で最低価格帯。すべての機能、条件を満足した上に、さらに低価格を実現した。

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