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日本計量新報 2009年3月1日 (2763号)

企業がその思いを製品文章やその他の方法で人に伝えるのは能力の働きである

知らせたい相手は大勢いるのに、思っているばかりではその思いは相手に伝わらない。芸術の世界では、その思いはいろんな形式で芸術家の頭をぐるぐる回っていて、絵画や彫刻やその他の形式の作品として実現する。
 企業の思いは企業の目的であり、目的の実現の形式が製品やサービスといった商品の形式をとる。したがって企業は商品としての製品やサービスを販売することになり、販売のためにさまざまな方法を用いる。
 企業は思いを実現するために、その思いを販売対象となる者に伝える。思いを伝えるために営業するのであり、営業員は顧客対象を訪問することもあるし、カタログやチラシなどの宣伝物を郵送などの方法で届けることもある。場合によっては顧客を招く。思いを伝えるために思いを形にするのは、芸術家も企業も個人も同じである。

 テレビ広告は、企業などが思いを形にした一つの重要な見本である。思いを形にする方法の一つとしてインターネットのホームページの運営がある。その企業なり個人が大勢の人々に伝えたいことを形にしたのが、webサイト(ホームページ)である。情報は大事だとか宣伝は大事だとか、お客様は大事だとか軽口をたたいていても、思いを形にした文章その他を、外に向かって開示したり発信しない人々は多い。
 自分はそうではない、私たちはそうではない、わが社はそうではないと考えている人の多くは、顧客への情報開示と情報発信ができていないか、不十分である。思いを製品説明を含む文章や写真やその他で表現して、人に示すことは能力の働きであり、この能力に長けた人になりたいものだ。

 企業がその思いを製品文章やその他の方法で人に伝えるのは能力の働きである。これはまた一人ではできることではないので、インターネットをはじめとして、さまざまな情報媒体と連携することになる。


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