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2007年・関係団体の行動の基本

時代の変化に対応し、多様化するニーズに応える

日本試験機工業会会長 岡崎由雄 


 平成19年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。

 皆様におかれましても、決意を新たに新年を迎えられた事と存じます。 

 日本経済は、平成16年以来「デフレを克服し再生軌道に乗った」と評されて、民需を中心に増勢を持続して、大手製造業を中心に改善基調を続け、生産活動は活発化し在庫率も低下傾向となり、好景気を続けて新年を迎えました。

 しかし他方、世界一平和と安全を誇ってきた我が国も欧米並みに、日々の生活が脅かされる様な暗い事件、事故の多発、地球温暖化の影響による気象異変の被害など、企業も個人も一層の自助力強化をしなければならない時代となって参りました。

 昨年スタートした安倍新内閣には、新しい産業の創造と成長戦略、少子高齢化に伴う労働力の補強、教育問題等々モノづくりに欠かせない重要課題を適切に対処して欲しいものです。

 今や「モノづくり」の技術開発スピードは目覚しく、アナログ技術はデジタルとなり、フィルムカメラはデジタルカメラに、ブラウン管TVは液晶とプラズマに、有線加入電話は無線携帯電話に変わりました。いずれは、高速道路を走る車はコンピュータ操縦の自動運転となり、高速道路に進入した後は渋滞や事故を気にする事なく、目的地のインターチェンジまで車窓からの景色や会話を楽しみながらゆっくり安全にくつろげる時間となる事も夢ではありません。

 計量計測、試験技術の分野でも測定データを通信回路にのせてやりとりが出来るようになった事は大きな変化です。しかし、その土台を支える試験技術は当工業会会員の努力の結果に他なりません。

 グローバル化した世界環境の中で「新しいモノ」に対する世界の需要は、今後とも共一層の拡大が見込まれます。

 本年は4月4日から6日まで、東京ビッグサイトに於いて「TEST2007」展示会を開催致します。隔年開催の当展示会には、日本試験機工業会会員各社が最新の試験・計測機器を出品しますので、多くの本紙読者が参観に来られます事を期待致して居ります。

 日本に所在する代表的な材料試験機、環境試験機とその関連機器メーカーで構成する当工業会は、常に時代の変化に対応し、工業産品の品質確保の縁の下の力持ちとして益々多様化する諸産業界のニーズに応え、社会における責任と会員間の和を大切にして、我が国の諸産業界に役に立つ工業会として協業に励み、一層の活性化を図ってまいります。

 どうか本年も当工業会とその会員に温かいご支援とご鞭撻を賜ります様お願い申し上げます。

(以上)

 
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