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2006年・関係団体の行動の基本

科学技術立国の基となる縁の下の力持ち

日本試験機工業会 会長 岡崎由雄 

 平成18年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。皆様におかれましても、決意を新たに新年を迎えられた事と存じます。

 振り返ってみますと、日本の経済環境は「平成16年以来、好転の兆しが見えはじめ、平成17年はやや足踏みをするタマ虫色の踊り場の年」と言われてスタートしましたが、年の後半以降、大手企業を中心に好決算が実現し、新たなモノに対する消費の向上、土地価格の下げ止まり、株価、株取引数の増大など、日本経済は完全に再生軌道に乗った、デフレを克服して明るいトンネルの先は見えてきたと評される、慶ばしい年末を迎える事が出来ました。

 しかし他方、世界一平和と安全を誇って来た日本国も欧米並みに、日々の生活が脅かされる様な暗い事件、事故の多発、地球温暖化の影響による気象異変、渡り鳥が持ち込むウイルス等、グローバル化した世界環境の中で生き残る為には、企業も個人も一層の自助力強化をしなければならない時代となって参りました。

 「新しいモノ」に対する世界の需要は、今後共一層の拡大が見込まれます。

天然資源に乏しい我が国は、21世紀型の社会に向かって、優れた頭脳集団を駆使した科学技術国を目指して、あらゆる生産活動の基となる試験と検査、計測を疎かにすることなく、新たな活力を養う2006年となる事を望んで居ります。

 日本に所存する代表的な材料試験機、環境試験機とその関連機器メーカーで構成する当工業会は、常に時代の変化に対応し、工業産品の品質確保の縁の下の力持ちとして益々多様化する諸産業界のニーズに応え、会員間の和を大切に同業者間の役に立つ工業会として協業に励み、一層の活性化を図って参ります。

 どうか本年も当工業会とその会員に温かいご支援とご鞭撻を賜ります様、お願い申し上げます。

(以上)

 
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