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日本計量新報 2007年12月16日 (2704号)

9月の計量計測機器生産
電気計測器594億円、分析機器177億円

10月速報で、ガスメータ、工業用計重機、試験機など好調

経済産業省が11月9日に公表した2007年9月の機械統計確報によると、計量計測機器の生産額はおもなところで前年同月比で増えたのは、ガスメータが215.0%増、測量機器は20.6%減、工業用計重機25.5%増である。減ったのは分析機器で2.4%減、工業用長さ計19.7%減、医用測定器10.5%減、精密測定機(光学測定機を含む)9.8%減、試験機42.9%減、電気計測器は0.8%減。11月29日発表の10月分速報では、電気測定器(半導体・IC測定器を除く)13.2%増、半導体・IC測定器37.2%減、工業用計測制御機器10.6%増、医用測定器3.8%増、工業用長さ計4.0%増、ガスメータ22.1%増、工業用計重機13.9%増、精密測定機(光学測定機を含む)1.5%減、分析機器10.6%減、試験機(51.3%増)、測量機器11.4%増。(10月分確報は次号以下で紹介)。


電気計測器は0.8%減

電気計測器の07年9月の生産額は機械統計確報では553億3200万円。(社)日本電気計測器工業会のまとめでは、593億5100万円(集計項目が少し異なるため)である。工業会のまとめによると電気測定器が320億3200万円(前年同月比6.9%減、以下かっこ内は前年同月比)。電気測定器の内訳を見ると、電圧・電流・電力測定器は11億6400万円(6.4%減)、波形測定器15億400万円(12.9%減)、無線通信測定器20億8300万円(16.9%増)、回路素子・材料測定器2億4700万円(37.3%減)、伝送特性測定器6億8300万円(29.7%減)、光測定器12億4400万円(71.3%増)、測定用記録計・データ処理装置8億4700万円(5.9%増)、その他の電気測定器48億2500万円(10.4%減)である。

半導体・IC測定器は194億3500万円

産金額で電気測定器の60.7%を占める半導体・IC測定器は07年9月は、生産金額は194億3500万円(9.2%減)となった。前月比では24.2%増。9月の生産数量は1025台。しかし、メモリICテスタの生産額は102億9900万円(36.7%増)と増えている。
 電気計測器の工業用計測制御機器は201億8100万円(7.3%増)である。前月比では83.1%増。内訳は、プロセスオートメーション用計測制御機器199億7500万円(7.4%増)、ファクトリーオートメーション用計測制御機器は2億600万円(1.5%増)となった。

電気計器は31億1900万円(9.1%減)。内訳は、指示計器が4億7300万円(7.3%減)、電力量計が26億4600万円(9.5%減)。

放射線測定器は17億5600万円(57・9%増)である。

環境計測機器は22億6300万円

環境計測機器は22億6300万円(8・6%増)。内訳は、大気汚染、水質汚濁、騒音・振動計測器21億9100万円(8・5%増)、自動車用公害測定機器7200万円(14・3%増)。
(次号以下につづく)

日本計量新報 2007年12月16日 (2704号)

モランボンが肉まんなど32万5000個回収

東京都計量検定所が調査

焼き肉のたれなどを製造・販売するモランボンは12月4日、東京都内の食品メーカー(株)コダマ京浜島第二工場に製造を委託している「肉まん100g」「あんまん100g」「黒豚まん100g」(個別包装)で、商品質量が2〜8g不足しているものが見つかったとして、32万5000個を自主回収すると発表した。

回収するのは11月中旬以降に出荷した「肉まん」「あんまん」「黒豚まん」の3商品で、賞味期限が12月21日までのもの。出荷先のスーパーの店員が気付いた。工場での検査ミスで、いずれも表示されている100グラムより2〜8g足りなかった。

同社は、既に販売した分は商品を着払いで郵送すれば、返金する。問い合わせはフリーダイヤル0120−530850。

今回の件は消費期限切れ商品の再販売や、異物混入等とは異なるのだから、店頭で事情を説明して、割引して売る等、廃棄を回避するような方法は採れないのかという声もあるが、計量法違反であると販売できないので、廃棄か回収しかないことになる。

東京都計量検定所は12月7日、製造事業所への調査を実施した。12月11日現在、製造メーカーは、自動重量選別機を導入するなど製造工程の改善を実施済である。 

計量法は、消費者擁護などの観点から、量目誤差の許容範囲(量目公差)を定めている商品がある。この商品を量目を示して販売するときは、量目公差を超えないように正確に計量しなければならないとしている。

日本計量新報 2007年12月16日 (2704号)

東京都計量検定所が業務委託募集

東京都計量検定所では平成20年度から小型はかり(ひょう量250s以下の非自動はかり)の定期検査を、一部地域について指定定期検査機関に業務の委託を行うことを予定している。

また、平成17年度に指定を行った大型はかりについて、指定後3年が経過する為、指定定期検査機関等の指定更新を行うことを予定している。

【問合せ先】東京都計量検定所庶務課企画調整係、電話03−5470−6643


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