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2007年3月25日 (2669号)

景気回復が続いている
計工連が、景気・業況などで会員意識調査

設備投資が堅調に推移

「景気回復が続いている」。(社)日本計量機器工業連合会(宮下茂会長)が「景気・業況・施策等に対する会員の意見調査」の結果を発表した。同会が会員企業を対象に、2007年1月15日から3月9日まで調査したもの。会員企業115社のうち45社から回答があった(回収率65・2%)。設備投資が堅調に推移し、企業部門を中心に景気回復が続いている。今年度上半期の実績は「非常に良い」「良い」「やや良い」が合わせて全体の56%となり、下半期はさらに増え61%となっている。


景気はほぼ現状で推移

当面の景気動向は、「ほぼ現状で推移する」が前回調査の61%から65%に増え、「徐々に回復基調になる」が前回調査の35%から31%に減少した。「徐々に悪化する」が4%。

6カ月後の指標は横ばい

先行き6ヵ月後の経済諸指標の見通しについては、「公共投資」「住宅投資」「個人消費」「輸入」及び「原油価格」を「横ばい」とする回答が多い。

民間設備投資は、政府・日銀短観では堅調に推移と予測しているが、回答は「増加」43%、「横ばい」55%。

金利は76%が「上昇」するとしている。

業況は「良い」が半数以上

会員企業の業況は、2006年4月〜9月の実績は「非常に良い」「良い」「やや良い」が合わせて56%、「横ばい」27%、「やや悪い」「悪い」が16%と前回調査とほぼ同様である。

10月〜2007年3月の予想は「非常に良い」「良い」「やや良い」が61%。

51%が生産・売上高増える

生産・売上高は、2006年4月〜9月の実績は「増加」が51%、「不変」31%、「減少」19%。10月〜2007年3月の予想も実績と同様である。

収益は「好転」増える

収益状況は、2006年4月〜9月の実績は「好転」「不変」が各々43%、「悪化」15%で、前回調査に比べ「好転」が3%増え、「悪化」は4%減少した。

10月〜2007年3月の予想は「好転」は43%と同じ、「不変」は8%減少し35%、「悪化」は8%増え23%である。

為替レートは115〜120円予測

現在の為替レートは115円〜120円とする回答が各々35%と最も多く、2007年4月の予想レートは、120円前後31%、115円前後25%、110円前後19%。(4面へつづく)

2007年3月18日 (2668号)

岡山県計量協会が法人化
4月から指定定期検査機関業務を予定

岡山県計量協会

岡山県計量協会が法人化し、3月12日に「社団法人岡山県計量協会」として発足した。

「指定定期検査機関」の申請をし、4月から定期検査を実施する。同時に、県から検定・基準器検査を受託する予定である。

杉原壽会長は「これまで以上に幅広く事業活動を展開していくとともに、組織の拡大強化を図り、会員の皆様方のご期待に添えるようにさらなる発展を目指して参りたい」と、新団体の活動に意欲をしめしている。

岡山県計量協会は1952(昭和27)年設立し、50数年の歴史ある団体。2005年4月に他の計量関連団体と統合して活動し、3月12日から社団法人としての活動を開始した。

2月21日、旧団体を解散する臨時総会(解散)と、新団体の設立総会を、岡山市下石井「ピュアリテイまきび」で開催した。

新団体設立総会は、設立発起人代表である杉原壽旧岡山県計量協会会長の挨拶、三宅昇岡山県産業労働部産業企画課長の祝辞、来賓紹介(岡山市、倉敷市)があり、印南武雄日本計量振興協会常務理事が祝辞を述べた。満場一致で設立議案などを承認可決した。

稲葉秀男岡山大学副学長・理事・工学博士が「産官学の取り組み」を、横尾明幸(社)東京都計量協会計量管理事業部長が「計量法の見直しについて」記念講演した。また意見交換会も開いた。


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