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 2003年7月27日(2500号)


■【4月の電気計測器生産額は311億円】−半導体・IC測定器が好調、10ヶ月連続で増加−

  (社)日本電気計測器工業会のまとめによると、4月の電気計測器全体の生産額実績は、310億9000万円で、対前年同月比で9・1%増となった。とくに電気測定器内の半導体・IC測定器が好調で、対前年同月比が2002年7月以降4月まで10カ月連続で増加している。

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  品目別に見ると、指示計器が5億4000万円(対前年同月比6・1%増)、電力量計は28億2000万円(同16・0%増)である。

 電気測定器は166億6000万円で対前年同月比17・2%増となった。電気測定器内の半導体・IC測定器が好調で、87億円(同60・0%増)となり、4月で対前年同月比が2002年7月以降10カ月連続の増加である。

 工業用計測制御機器は80億2000万円(同8・1%減)。4月で対前年同月比が2002年9月以降、8カ月連続の減少となった。

 放射線測定器は5億5000万円(同32・5%減)、環境計測機器25億円(同38・9%増)である。

 5月の機械統計速報(経済産業省)によると、半導体・IC測定器は好調を維持しており、5月の生産額は105億7700万円で、前月比21・3%増。

電気計測機器の5月輸出入−対中国輸入が対前年比39.7%増

 財務省が6月27日発表した5月分貿易統計(輸出確報、輸入速報)によると電気計測機器の5月の輸出額は646億8700万円で対前年比17・9%、輸入額は320億2900万円で同0・1%減だった。

 電気計測機器の対中国の5月の輸出額は70億2700万円で同26・0%増。対中国輸出は電気計測器輸出額の10・9%を占める。電気計測機器の輸出額を主要地域別に見るとEU、アジアが好調である。対中国輸入額は、18億3400万円で対前年比39・7%増。対アメリカの10%超の減が目につくとともに、輸入で対中国が大幅に増えている。

 対中国輸入は電気計測器輸入額の5・7%を占める。

  2003年7月27日(2500号)

  ■水道メーター談合で起訴

 東京高等検察庁は7月23日、東京都発注の水道メーター談合事件で大手メーカー4社と各社の幹部5人を東京高等裁判所に起訴した。罪状は、個別に連絡し受注調整をした事による独禁法違反(不当な取引制限)。

  2003年7月27日(2500号)
  ■【都道府県計量行政協議会】国へ要望書を提出

 都道府県計量行政協議会(萩原まき子全国世話人〔東京都〕)は、7月8日付で経済産業省の醍醐辰也計量行政室長へ2つの要望をした。6月12日開催の総会で審議された国への要望をとりまとめ、提出したもの。

 ひとつは、指定製造事業者に対する立入検査について、都道府県等からの事例に関するQ&Aを作成してほしいというもの。これは、全国統一的な実施基準としてのガイドラインがあるが、指定製造事業者から都道府県への問い合わせが多く、また立入検査時の指導のあり方等さらに詳細な手引きが必要であるとの声が上がったためである。

 ふたつ目は、特定計量器の検定・検査におけるJIS化について、適宜、都道府県の意見を聞き最新の情報を提供して欲しいというもの。

 質量計等主要7種類8機種のJIS原案の作成と8機種以外のJIS素案作成のために検討委員会が設置される。これと並行し、特定計量器検定検査規則の改正が行われることになる。なかでも、総則部分に関しての改正が都道府県における検定に大きく係わってくるためである。これまでの検討の過程で、検定・検査実務を担当する都道府県からの意見の聴取と検討状況の提供が十分ではないとの声が出ていた。

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