What's New計量新報記事計量計測データバンクOther Data会社概要出版図書案内リンク

 

 2001年8月26日(2411号)


■経済産業省統計は4〜6月全産業活動指数が10四半期ぶり低下

--------------------------------------
インフレ目標導入は日本のデフレ解消に有効
竹中経済相、日銀に「インフレ目標」設定迫る
--------------------------------------

 日本経済の低迷を示す経済指標が目立ってきているなか8月22日、経済産業省が発表した4〜6月期の全産業活動指数は、前期比1・9%低下し103・2になった。前期比でマイナスになったのは98年10〜12月期(同0・4%低下)以来10四半期ぶりで国内経済の悪化を裏付けた。同省は「米国経済の減速に伴う鉱工業生産の低下や、公共事業の減少が響いた」と説明している。

産業指数は低迷状態
 経済産業省が同時に発表した6月の第3次産業活動指数速報(1995年=100、季節調整済み)は、前月比0・6%上昇の108・4で、2カ月連続のプラスになった。飲食店、サービス業、不動産業などが堅調で全体を押し上げた。全産業活動指数も、第3次産業指数の上昇を背景に同0・3%上昇の103・1となり、3カ月ぶりのプラスだった。

 しかし4〜6月期の第3次産業指数は前期比0・7%低下の107・9、全産業活動指数は同1・9%低下の103・2。四半期ベースで第3次産業指数がマイナスになったのは、昨年第3四半期(7〜9月)の0・1%低下以来3期ぶり。全産業活動指数は、98年10〜12月期の同マイナス0・4%以来の低下。

IMF高官日本にインフレ目標示唆
 国際通貨基金(IMF)の斉藤国雄アジア太平洋地区事務所所長は、日銀が、物価上昇率を金融政策の目標にする「インフレ・ターゲティング」を採用すれば、デフレの解消に役立つとの見方を示すとともに、構造改革の結果生じる痛みを和らげるためにも、日銀は一段の金融緩和に踏みきるべきだ、との認識を示した。

 竹中経済財政相は8月19日のNHK「日曜討論」に出演し、「インフレ目標」の導入に関し「日銀はすでに(消費者物価上昇率が)ゼロ%以上になるまで緩和を続けるとしているが、目標達成の手段が明確でなく、議論の余地がある」と述べ、日銀に明確なインフレ目標の設定を含め、デフレ阻止に向けて一層踏み込んだ政策運営を取るよう求めた。

 2001年8月26日(2411号)


■アサノ精機(株)がトラックスケールのデーター処理専用最新ソフト開発

 アサノ精機(株)(東京都渋谷区千駄ヶ谷5−24−9、Tel03−5362−0361、野中薫雄社長)は、トラックスケールデーター処理専用のパッケージソフト「とら造くん」を開発し、産業廃棄物処理設備用を始め各分野への発売を開始した。
 永年のトラックスケール納入実績を基に標準ソフト化し、価格・納期・打ち合せ時間短縮。また、ユーザーの要望によるカスタマイズも可能とした。

【特徴】▽最大4台までのスケールと接続が可能
▽帳票は5パターン10種類から自由に選べる
▽料金自動計算も自由に設定可能
▽データをMO(光磁気ディスク)等でバックアップ、セキュリティ管理も万全
▽リモートメンテナンス機能で迅速な対応、電話回線を使い遠隔メンテナンスができる(オプション)

<<<<<<<<記事目次       本文一覧>>>>>>>>

Home


(株)日本計量新報社