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東電、スマートメーターから出火
基板部分が発熱が原因
不具合の対象は約2万4000台

 東京電力(東電)が設置している東光東芝メーターシステムズが製造したスマートメーター(電力量計)の不具合による機器内部の発火があった。

 東電は、設置しているスマートメーター内部の基板部分が発熱することによる焦げ跡や異音等の不具合が発生する可能性があることが判明したことから、スマートメーターの取替工事を順次実施している。

 同社は、2018年11月19日の時点で、スマートメーターを約1900万台設置しているが、今回の不具合の対象は約2万4000台、このうち約8000台(このうち焦げ跡:16台、異音:約200台)の取替工事が完了している。

 東電では「スマートメーターの各種部品には難燃性の部材を使用しており、お客さま施設に影響を与える可能性は極めて低い」としているが、対象となる顧客には、2018年12月中旬までにダイレクトメールで通知し、2019年3月までに対象となる機器全数の取り替えを予定している。

 東電は、異音など使用中のスマートメーターから異常を感じた場合には、速やかに同社カスタマーセンターまで連絡してほしいとしている。

【対象製品】東光東芝メーターシステムズ社製の電力量計(スマートメーター)=▽対象製品製造期間:2015年4月〜2015年11月▽対象機器の型式:S43WS―TA

【問い合わせ先】カスタマーセンター=電話0120―995―007
 

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