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計量計測データバンク「日本計量新報」特集記事寄稿・エッセー(2015年一覧)>【横須賀健治】美しいを探しに

日本計量新報 2015年1月1日 (3039号)第2部8面掲載

美しいを探しに

(株)メジャーテックツルミ代表取締役 横須賀健治

横須賀健治あけましておめでとうございます。
 美しいという字は羊が大きくなると書くのだと知ってから少し人生が変わった。「美」の本当の意味は「美味しい」である。
羊が大きくなると肉がおいしくなるということである。新年のごちそうも素材が生かされて美しく盛られている。意味ある食材をきれいに並べて盛り付けする日本の年賀の食文化は美しいの一言である。
 羊の年はいいことが起こりやすいという。2015年はどんな年になるのであろうか。選挙が終わって本腰入れて政策推進に向かうであろう。円安で潤った企業が国内に目を向けるときが来ているのであろう。分権から主権、私たちが、私が主役の人生であらねばならない。誰でもが平等に迎える死さえもが、誰かの手にゆだねられている。主体的に死を迎えることができる医療体制の返還が求められ、食の自給率の増加が求められている。
 地方が都会になることではなく、地方の素晴らしさを認めることである。地方再生はそこに育ったものの特権であり、主権である。発想を引き出すためには大胆な政策が求められている。大学も閉鎖される時代になってきた。今こそ、あたり前に生活している地方への視点を向けることだ。それは中小零細の自立しようとしている人たちへの目配り気配りだ。選挙はおわったが、その土地に実際住んでない人たちが多い。その人たちに、その土地特有の息吹が体感できているのか不安である。
 戦後70年、あの時に輸入された小麦と牛乳には助けられた。それらは逆に日本の日本たる食生活の侵略にほかならなかった。53年前にアメリカに行ってきた友達から「靴を買うとそこに古い靴はおいてきてしまう」「トイレにいくと男でも怖いぞ!」夢のような話だった。今まさに格差が問題になっている。日本での戦後の混乱、貧困は、努力でこえられるという共通認識があった。だから、「へぇ!そうなんだ!」で済ますことができた。
 2015年は大きな節目になる。「あの時があったから今がある」と言ってもらえるように自覚、自立が求められている。今不遇と思われているものにチャンスがある。昨年のノーベル賞だって、決して恵まれているなかでもたらされたものではない。
 「夢は実現する」この言葉に出会ってからももう15年たつ。そのたびに夢を描いた。大きな夢小さな夢。どれもが心の支えになってきた。夢は実現するまで見続けるのだ。まだ実現しないのは夢への途上なのだ。

  日本はなんと美しい国なのかと言われ続けること
 はかることで安心安全を届けられているという実感

  「ありがとう」といっぱい言える社会づくりに、もう一度挑戦してみたい。


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