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2015年 計量関係団体 年頭所感

次の50年へのスタートの年

日本電気計器検定所理事長 脇治

脇治 2015年の年頭にあたり謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 昨年は4月の消費税引き上げの影響が当初の見込みより長引き、日銀の追加緩和策等による円安株高の効果も限定的で、景気の回復、デフレ脱却も道半ばという状況でした。しかしながら、上場企業の中間決算はおおむね好調で、今一息でこの胸突き八丁を超えることができるのではないかと期待されています。
 今年は従来にも増して、積極的な成長戦略を推進し、デフレ脱却、景気回復を確実なものにしたいものだと思います。
 私ども日電検(JEMIC)につきましても昨年は、おかげさまで創立50周年を迎えることができました。今年は次の50年に向けてのスタートの年になりますので、心新たに新しい時代に挑戦してまいりたいと思っています。
 計量標準分野につきましては、より幅広く産業界からの要望にお応えすべく従来からの電気、温度、光、磁気に加えて、長さ、質量、圧力、トルク、湿度の各分野についてもJCSS校正をめざしてまいりたいと思っています。また、新たに、ひずみ校正器等、各種ひずみ計測器のJCSS校正も開始いたしました。
 光の分野では、電球型LEDランプのJNLA試験を、また、LED素子のJCSS校正も開始したところです。
 特に電力、電力量の分野については、引き続き指名計量標準機関として、国家標準の質の向上を図るべく研究開発に注力してまいります。
 電気メーターの型式承認、検定検査につきましては、新しいスマートメーターの時代にも長年培ってきた高い信頼性と、徹底した合理化によるコストダウンを実現し、引き続き私どもの主力業務として、電力会社、修理会社、製造会社等のご支持をいただけるよう努力してまいります。
 私どもは、変革期のこのような時代にこそ、長年培ってきた公正中立な立場での「適正計量」を徹底して、引き続き社会のお役に立ちたいと考えています。
 本年も、計量関係各位の皆様には変わらぬご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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