ハワイのすばるへ行ってきました!(2)

 頭が痛い、目がふらつく、息苦しい、そしてモーレツな眠気がおそってくる。さっから眠い。立ってても、座っていても、瞬きをするたびに気が遠くなる。ただあのすばるの内部を見ているという感動もあり、興奮とうれしい気持ちと苦しさと、眠気がまざっている。見学途中、ツアーメンバーの1人が体調を崩して、ガイドが携帯していた酸素ボンベの世話になっていた。たった小1時間いるだけでもかなりくるしい中だが、観測員やエンジニアの方々は四六時中このなかで作業しているわけだから、頭が下がる。観測所のモニタールームから観測装置の本体とまんべんなく見て廻る。見学中はみんなヘルメットを被っていたが、内部はかなりせまく支柱が張り出している。高地にいるためかなり運動神経やら判断能力がおちているため、体やら頭をあちこちにぶつける。ヘルメットは必需品である。見学が終わり、また4輪駆動車に分乗して来た道を降る。途中オニヅカセンターによってトイレ休憩。3000mの地点に降りてきただけでかなり呼吸が楽になった気がした。気のせいだろうか。

 ここまででかなり時間が押し気味になっている。帰りはコナ空港からオアフに戻ることになっていたが、道が悪いのと濃霧によってスピードが出せない。さっきまで陽気なハワイアンだったドライバーがずっと黙っている。かなりきびしいのか。夕方5時のフライトなのだが空港になんとか午後4時過ぎに到着。あわただしく世話になったドライバーやガイドにお礼を言ってわかれ、チケット片手に手荷物検査へ、ここでなぜかツアーメンバーを半分に分けて片方は簡単に通していたが、もう片方はなぜか近くのテントへ手荷物とともに連行されてカバンを開けさせて内容をくわしく調べていた。飛行機への搭乗が開始されてもまだ検査をしている。フライト30分前にようやく全員が飛行機に乗れたようだ。
夕日に輝く太平洋を眺めながらオアフへ戻った。

つづく《3


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