すばる外観

ハワイのすばるへ行ってきました!(1)

すばる外 2005年2月8日から12日までの3泊5日の日程で、計量機器関係のあるメーカーの全国の代理店関係者32名とともに太平洋の真ん中ハワイの「すばる視察ツアー」へいってきた。
 日本時間2月8日の午後10時に成田空港を出発し、ホノルル空港には現地時間の8日の朝に到着した。当日は市内を観光して、翌日のすばる視察に備えて早くに就寝。9日早朝、ホテルを出てホノルル空港の国内線ターミナルへ行き、ほどなく小さなジェット機でハワイ島のヒロ空港に到着した。小雨降るなか大型バスでハワイ大学へ向かい、小1時間のすばるに関する講義を受けて、今度は4輪駆動車3台に分乗して、まずは小さなドライブインのようなオニヅカトレーニングセンターへ向かった。

 ここは標高3000mにあり、約1時間かけて高度順応させる場所である。夕暮れ近くなると150名近くの天体ファンが、ここ「オニヅカセンター」に集まり大盛況となる。昼間は我々のほかはスキーやスノーボードをしにきた若者があつまっているだけで閑散としていた。ガイドが教えてくれた口をすぼめる呼吸法を試みるが、面倒くさくなり、つい深呼吸をするとめまいがする。日差しが強くて風がないので思いのほか暖かい。昼食のあとさらにここから約45分かけてすばるへ向かった。車に乗っているだけでも頭がフラフラする。気をつけていても眠ってしまう。私の隣の人もさっきまで笑っていたと思ったら瞬きしてる間に眠っている。そんなときはガイドに揺り起こされて水を飲むよういわれる。最初のうちはなか言われるがままに素直に飲んでいたが、山頂に近づくうちにだんだん億劫になる。
 

 テレビや写真でしか見たことがなかった世界最大の直径8mの反射鏡をもつ天体観測所「すばる」は、ハワイ諸島のハワイ島にあるマウナケア山頂(4200m)に各国の観測所とともに鎮座していた。正直感動した。
 他国の観測所施設は球型に対して、すばるは大まかな円筒形なのが目を引く。車を降りてまずは「すばる」をバックに記念撮影。ここでも日差しが強くて風がないので暖かい。ガイドが用意してくれたダウンのコートも必要がないくらいだった。ただ本当に寒いのは外ではなく「すばる」内部である。 実は夜の観測時に合わせて設備内部を冷やしているのである。
 その後2班に分かれてすばる内部を見学した。当日は主鏡のメンテナンスのためエンジニアが「すばる」にとりついて作業を行っていた。歩いて見学するだけでもかなり息苦しく、説明されている内容の半分も頭に入らなかった。

つづく《2


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