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私の履歴書 齊藤勝夫(第18回計量賞受賞者、元千葉県計量検定所長、元流山市助役、現千葉県計量協会・計量士会会長)
03年、私が千葉県計量協会長として取り組んだ事業
懸案の関東甲信越計量協会・計量士会の協議会の合同開催に漕ぎつける第4編 事後処理の扱いがブロックの人心をかえた
日計振へ会費問題の要望書
一方、日計振宛ての計量士団体の会費の額の不公平感の是正方の文書による要望書は、時正によし、鍋島綾雄総務委員長((社)宮城県計量協会会長・日計振副会長)のもと、全国6ブロックから計量協会側と計量士会側からそれぞれ1名ずつ選任された委員12名の計13名をもってする会費見直しの総務委員会が設けられ、鋭意検討中の真只中。11月26日第3回が開催されることは見逃すことはない。絶好の機会そのものである。11月12日の運営委員会で当番県会長名による要望書の文案とその取扱い方法等総て千葉県一任をとりつけて行動することに内心は決めてかかっていた。かくして、文書による方法の体制は練り上げ最終段階に入った。当番県としてブロック本協議会において総意をもって会費に関する議題は要望書をもって日計振に迫ると決められたときから、秘かに当時文案を練り用意していた要望書は、次のものであり、貴重な紙面を使わせていただいて恐縮ですが、歴史の歩みの足跡であるので紹介をさせていただき参考に供したい。
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社団法人日本計量振興協会会長飯塚幸三様
平成15年11月26日
関東甲信越地区計量協会・計量士会合同連絡協議会開催当番県
千葉県計量協会・千葉県計量士会会長齊藤勝夫
要望書
平成12年4月1日に中央計量三団体((社)日本計量協会、(社)日本計量士会及び(社)計量管理協会)が統合して爾来3年有余を経過し、中央、地方ともども一体化の成果を生み出すべく、懸命に努力を傾注しており、一方では、少なからず難問も抱えその乗り越えと解決に苦慮しているのが実状であります。
そのような苦難のとき、衆望と内外からの求めに応じ、千葉県の二団体(計量協会と計量士会)が開催当番となり、関東甲信越地区1都9県の計量協会と計量士会が歴史上初めて、平成15年度合同連絡協議会を、千葉県の南房の地鴨川市において去る10月2日、3日多くの関係会員が参画して、盛大に開催されました。
その会議内容たるや、盛り沢山な切実な職務遂行上の願望や、関係団体のあるべき姿と、その会費負担の実態から起因する不公平感の是正要望等の提案議題について熱心な討議と情報交換、加えて強い訴えが披灘され、46年振りの正に画期的にして、かつ、歴史的な意義のある実り多い成果と改善に期待をもち得る素地の提供ができたものと確信しております。
このことは、関東甲信越地区計量二団体の融合発展に寄与するのみならず、全国的にも望ましい良き影響を与え、(社)日本計量振興協会の新たなる発展に貢献できた協議会と自負しております。
つきましては、当日(10月2日)開催されました本協議会において、別添のとおり、「(社)日本計量振興協会の会費の額の不公平感の是正について」(比較表付)の提案議題があり、種々討議いたしました結果、本職名をもって、討議の主旨をふまえ要望書をもってその是正善処方を促すよう、その後開催された運営委員会において決定されました。
ここに願わくば提案理由、特記事項及び実状と内容を真摯に受け止め、下記の事項を基軸に十分吟味され、しかるべき方法をもって、全力を傾注して誠意を尽くし最も説得力のある論理的で実行できる環境づくりを確立し、もって納得できる最大公約数の改善案を提示されますよう切望いたします。
なお、今後お取りになられる善後措置等をいかなる方法と道筋を踏まえて進めるかの経過と結果の報告を、恐縮ですが平成16年3月中の理事会前後頃を目途に第1次のご回答を賜れば幸いであります。
記
1、抜本策に取り組み、統合の成果を減資に会費の現状から減額指向とすること
2、広範囲に意見・主張をきき、地方団体の財務実状から貴会の収入・支出構造にもメスを入れ、併せて過重負担緩和策を探究されること