since 7/7/2002
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新春トップインタビュー (株)イシダ代表取締役石田隆一社長に聞く
世界市場の中で日本を考える
人間を磨く3箇条
京都府の公安委員長の職は現在2期目ですが、委員の期間を含めると7年以上になります。計量のビジネスとは別の視点から世の中を見るということで、大いに勉強にもなり、社会へのご奉仕もさせて頂いております。さらに、私は有り難いことに以前、YPO(日本青年社長会)会長とか京都経済同友会などの代表幹事や財界セミナーの議長職も勤めさせていただきました。
このように他業界の経営者と他流試合をどんどんやっておりますと、自然に別なものの見方ができてきます。常に同じ所で足を着けておいたままでは発想の転換もできません。
人間を磨く3箇条というのがあります。それは、“書を読み、剣を磨き、人と交われ”ということです。いくら業界がそれぞれ立派であってもその業界の世界の中だけでものをみておりますと、村社会の視点になってしまいます。業界の誰々さんがどうした、こうしたということだけになってしまいます。それだけではグローバルな世界は見えません。
自分自身を磨け
若い世代に望むことは、自分がどのような人生を送るのかということを早い時期に目標として、立てるようにして欲しいということです。そしてそれを裏付ける人生哲学を確立し、自分自身の人格を磨いてもらいたいということです。
今の人は、教えてくれないから、環境が悪いから、と良く言いますが、教えてくれないなら盗んででも学ばなくてはなりません。
どこからでも勉強はできるものです。特に勉強してほしいのは歴史と哲学です。自然科学は実験できるが、社会科学は実験できないとよく言われます。しかし、歴史をみるといろんな事例がそこにちりばめられております。国の歴史にしても、経済や産業の歴史にしても、会社の歴史にしてもそうです。どういうときに国が栄え、どういうときに国が滅ぶのか。どういうときに会社が発展し、どういうときに会社が滅ぶのか。幾らでも事例があります。
書を読み、剣を磨き、人と交わるなかで自分自身を磨いていただきたい。