チノー、台湾元智大学と共同研究!
台湾元智大学燃料電池センターにFC評価試験装置を設置

"計測・制御・監視とシステムの株式会社チノー(社長小山弌万)と台湾における同社の代理店「台裕」はFC(燃料電池)評価試験装置市場の台湾展開を推し進めるため、9月22日(木)台湾の元智大学燃料電池センターにFC性能評価試験装置を設置した。

現在、燃料電池は台湾発展の重要な戦略としており、その燃料電池の研究を進めるため、元智大学燃料電池センターは2000年に設立され、積極的に台湾国内の学界、また各研究センターとともに燃料電池の研究開発競争を進めている。元智大学においては2002年から2012年まで短期、中期、長期目標をそれぞれ掲げ、「台湾を世界中の燃料電池の生産と設計の中心にする」としている。このような背景の中で台湾におけるFC評価試験装置の市場は非常に大きくなると推測されている。台湾エネルギー省からの予算を受け、PEFC,DMFC,SOFC等すべてのFCの基礎研究開発について、燃料電池センターをもつ元智大学は台湾国内の大学関係の中心的存在となっている。

このたび、株式会社チノーは元智大学燃料電池センターと「燃料電池計測・評価技術に関する協力および研究」と題する5年間の共同研究の覚書を交わし、同社の高機能コンパクト形PE/DMFC評価試験装置FC5000を元智大学燃料電池センター内に設置した。共同研究開発の主な目的は台湾における燃料電池計測・評価技術に関する研究開発の促進とFC評価技術情報の提供である。FC評価試験装置など、台湾市場における試験装置の販売拡大をめざす株式会社チノーにとって、このFC評価試験装置FC5000の設置はそのための重要な布石と位置づけられる。今回は元智大学において2000年から年1回開催されている国際燃料電池シンポジウム(開催9月22日〜23日)での研究発表に合わせての設置である。同時に台湾市場内において同社の知名度アップとFC評価試験装置の普及促進が期待される。

9月22日の設置に伴い元智大学燃料電池センターで行われた引渡式では元智大学前校長  世弘博士、現校長 彭宗平博士の両名を代表として科学技術顧問、研究室関係者と株式会社チノーおよび代理店台祐関係者が一堂に会し、FC評価試験装置FC5000の紹介、挨拶をはじめ、盛大な式典が催された。

今回の設置はFC評価試験装置促進の海外戦略として、昨年の中国上海交通大学への設置に続くもので、株式会社チノーは、今後台湾での試験装置需要の拡大を狙い、積極的に販促活動を展開していく。

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 株式会社 チノー
広報部 前野 立穂
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