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2014計量計測機器総合カタログ―質量計版―

ふりかけの水分率測定食品業界・公定試験法では恒温槽内で乾燥させる時間が4時間と長いので水分率の結果を得るには4時間以上を要します。・水分計を使用して乾燥温度を公定試験法よりも5℃高めの110℃で測定しますと(TIMEモード)、公定試験法の1?16の測定時間で公定試験法の水分率に近い値が得られました。・時間短縮のため「RAPIDモード」で測定しますと3分35秒でさらに公定試験法に近い値が得られました。これは第1ステップの200℃の加熱で一気に蒸発させるため効率よく蒸発が促進されるためです。●各種方法でふりかけの水分率を求めた結果のまとめ公定試験法、TIMEモード、RAPIDモードの水分率と測定時間をまとめますと以下のようになります。測定方法公定試験法TIMEモードRAPIDモード水分率3.1%2.5%3.0%測定時間4時間15分3分35秒RAPIDモードでふりかけの水分率を測定した乾燥曲線(縦軸:水分率横軸:時間)MOC63uにふりかけを載せた状態ふりかけを恒温槽から出した状態3.50Windows Direct3.00Moisture Content(%)2.502.001.501.000.500.0000.00.0000.01.0000.02.0000.03.00Time(min)かまぼこの水分率測定食品業界・公定試験法では恒温槽内で乾燥させる時間が5時間と長いので水分率の結果を得るには5時間以上を要します。・水分計を使用して乾燥温度を公定試験法と同じ105℃で測定しましたが、乾燥時間1時間では若干公定試験法より小さな値となりました。・「TIMEモード」の1時間では公定試験法の水分率に達しませんので乾燥温度を高く設定するか乾燥時間をもう少し長く設定すれば、公定試験法により近い水分率を得ることができます。●各種方法でかまぼこの水分率を求めた結果のまとめ公定試験法、TIMEモード、RAPIDモードの水分率と測定時間をまとめますと以下のようになります。測定方法公定試験法TIMEモードRAPIDモード水分率73.8%69.7%72.9%測定時間5時間1時間21分30秒RAPIDモードでかまぼこの水分率を測定した乾燥曲線(縦軸:水分率横軸:時間)MOC63uに粉砕したかまぼこを載せた状態かまぼこを恒温槽から出した状態80.0070.00Windows DirectMoisture Content(%)60.0050.0040.0030.0020.0010.000.0000.00.0000.05.0000.10.0000.15.0000.20.00Time(min)