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カルガモ

オニヤンマ カルガモのそば すいと飛ぶ 虚心

 日本の夏に居残っているカモがカルガモです。というよりもカルガモは留鳥です。家の近くには相模湖と津久井湖があり、ここに幾筋もの沢が流れ込んでいます。5月過ぎにヤマメを見た阿津川にカルガモのつがいが姿を見せていました。
 カルガモは水草を主食にしています。湖面が凍結しないところなら、その界隈に居着いています。皇居のお堀近くの大手町のビルで子育てするカルガモが有名になっていました。カルガモというと大手町のやつが印象が強い方が多いかも知れません。
 このところ30℃を超え、35℃に達する暑い日がつづいています。朝晩の涼しい時間帯に犬との散歩をしながらカルガモと対面 する毎日です。カルガモのそばをオニヤンマがスーと真っ直ぐに飛んでいきます。そして急反転も見事に決めます。夏なのです。夏の沢筋には涼風が流れます。それにしてもオニヤンマは飛行の達人ですね。川トンボが茶色のはねをゆっくり動かしてユラユラ飛んでいるのとは対照的です。シオカラトンボの飛び方とも違います。
 6月末日に蛍の出る沢に蛍狩りに出かけましたが、今年は2週間前が最盛期だったと居合わせた人が語っていました。
 マガモなどは冬の鳥ですが、留鳥のカルガモは夏の鳥ということでいいのだと思います。カルガモは地味な野鳥です。しかし、この地味さが味わいでもあります。ところで冗談ではありますが、カルガモは食べたらうまいのでしょうか。
 カルガモの句をもう一句。
○陽炎が カモの親子と にらめっこ (読み人知らず)

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