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日本計量新報 2015年11月22日 (3082号)

   

日本科学機器協会が創立70周年
11月16日、帝国ホテルで記念祝賀会を挙行

戦後復興とともに協会を設立
会員一同さらなる飛躍を期す

(一社)日本科学機器協会(矢澤英人会長)は、11月16日の午後、同協会創立70周年記念祝賀会を東京都千代田区内幸町の帝国ホテル富士の間で開催した。祝賀会は3部構成で、記念講演、式典、祝宴が執りおこなわれた。


日本科学機器協会創立70周年記念祝賀会のようす第1部は記念講演を実施した。演題は、「『はやぶさ』から『はやぶさ2』へ‐日本の宇宙展望‐」で講師には「はやぶさ」計画の中心人物だった的川泰宣JAXA宇宙航空研究開発機構名誉教授。
 第2部は、70年の歴史をたどったスライド映写にあと、国歌斉唱、矢澤英人会長の式辞(別項参照)、林幹雄経済産業大臣(佐脇紀代志産業機械課長が代読)、馳浩文部科学大臣(渡辺その子研究開発基盤課長が代読)、藤代昭東京理科大学学長から来賓祝辞が述べられた。つづいて表彰式が執り行われ、経済産業大臣表彰(3氏)、会長感謝状(7氏)、功労者表彰(4氏、4企業)それぞれに賞状が贈られた。
 第3部の祝宴は、矢澤会長のあいさつのあと、来賓の栗原権右衛門(一社)日本分析機器工業会会長の音頭で乾杯した。
 式典での矢澤会長の式辞は次のとおり。
 当協会は、1919(大正8)年創立の東京理化学器械同業組合および41(昭和16)年設立の日本理化学機器工業組合に原点を見ることができるが、44(昭和19)年7月の戦時中に残念ながら解散に至った。45(昭和20)年12月10日にいち早く科学機器業界は日本理化学機器協会を創立、これを始点として経済統制の苦境を乗り越え、48(昭和23)年5月には日本理化学機器商工会に改組、また、60(昭和35)年7月に組織改革により名称を日本科学機器団体連合会に改め、さらには2012(平成24)年4月の法人化を経て戦後70年間の歴史を紡いきた。
 現時点で、全国の会員数は約1100社を数え、協議会である全国10地区の科学機器協会との連携を深め、会の発展と会員の繁栄に寄与していきたい。全会員が一致団結し、新たにグローバル社会への対応と業界全体の発展に向け、さらなる飛躍を期して一緒に取り組んでいきたい。
◇受賞者一覧
■経済産業大臣表彰▽柴田晴通▽中川清美▽岡野忠弘
■会長感謝状▽濱地聖▽関谷幸弘▽木崎民生▽矢野勇▽松井義之▽西松正武▽下平武
■功労者表彰▽久本泰秀▽木ノ切恭治▽大橋正臣▽蔵満邦弘▽(株)太洋堂▽文昌堂印刷(株)▽科学新聞社▽フジサンケイビジネスアイ

   

日本計量新報 2015年11月22日 (3082号)

   

経産省の「60秒解説」
計量関連情報が登場

 経済産業省のwebサイトの「60秒解説」に、11月13日から計量関連情報が掲載されている。
 タイトルは「タクシーメーターの、これは何?」(http://www.meti.go.jp/main/60sec/2015/20151113001.html)。タクシーメーターの「封」や、「1300年の歴史を持つ計量」「1kgの原点」「11月は計量強調月間」が掲載されている。
 適正な計量の確保のためのしくみや、計量の基準、計量制度の歴史や、計量強調月間のエッセンスを、60秒で読めるコンパクトな長さで解説している。この「60秒解説」は経済産業省の政策のエッセンスや「経済の大きな流れ」、「キラリと光るデータ」を、スマホで「60秒」で読める分量にまとめたもの。
 経済産業省は毎年11月を「計量強調月間」としていることから、計量に関する「60秒解説」が掲載された。計量記念日記念式典のプレスリリース産総研計量標準総合センター(NMIJ)へもリンクされている。

   

日本計量新報 2015年11月22日 (3082号)

   

長さ分野の技能試験を募集開始
日電検

日本電気計器検定所(JEMIC)は、2015年度の長さ分野の技能試験「標準尺」の募集を開始した。登録に係る区分は長さ、校正手法の区分の呼称は一次元寸法測定器、計量器等の種類は標準尺。
 募集は5事業者。2015(平成27)年12月2日(水)までに2事業者以上の申し込みがあった場合に実施する。

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