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日本計量新報 2015年5月17日 (3056号)

   

第23回品質工学研究発表大会
6月15日(月)・16日(火)、タワーホール船堀で

テーマ
「全体最適への原点回帰—マクロ視点での品質工学の実践—」

第23回品質工学研究発表大会が、6月15日(月)・16日(火)の2日間、東京都江戸川区の「タワーホール船堀」で開催される。今大会のテーマは「全体最適への原点回帰‐マクロ視点での品質工学の実践‐」。基調講演は、齊藤潔品質工学会会長による「日本産業の課題克服に向けて品質工学の果たすべき役割」。田口賞ほか各賞の授賞式と受賞者による記念講演がある。


全体最適の原点に戻る

品質工学会(齊藤潔会長)が主催する研究発表大会は、さまざまな分野の事例発表がある。発表件数、参加者ともに多く、同会の主要行事の1つである。昨年まで東京都品川区の「きゅりあん」で開催していたが、今年は「タワーホール船堀」での開催となった。
 谷本勲大会実行委員長は、日本経済の「局面の打開には技術マネジメント面での改革が急務」だとし、「これは『開発期間と開発コストの圧倒的な短縮と低減』に尽きる」」という。谷本氏は、この面で品質工学は多くの提案をすることができるとして、「今大会は時代の要求にあった技術マネジメントの技法を提供するために、全体最適の原点に戻り、技術マネジメントとしての体系化にチャレンジしていく大会にしたい」と述べ、多数の参加と活発な議論を期待している。
■人気のポスターセッション
 壇上発表では「マクロ視点での品質工学」「開発・設計における品質工学」「製造段階における品質工学」「評価における品質工学」が、大ホールで企画され、精鋭による発表がある。生の質問ができることから人気のポスターセッションでは各セッションテーマについて73件の発表がある。
■講演は「日本産業の課題克服に向けて品質工学の果たすべき役割」
 1日目の午後、田口賞・(公財)精密測定技術振興財団品質工学賞論文賞・ASI賞・貢献賞の表彰式、齊藤潔品同会会長の「日本産業の課題克服に向けて品質工学の果たすべき役割」の講演。
 2日目の午後は、受賞者による記念講演、(公財)精密測定技術振興財団品質工学賞発表賞・品質工学研究発表大会実行委員長賞の表彰式が実施される。
■開催概要
【日時】6月15日(月)(10時30分〜17時15分)、16日(火)(10時〜16時50分)
【場所】タワーホール船堀(東京都江戸川区船堀4-1-1)
【参加費】▽会員=正会員1万円、学生会員3000円▽非会員=2万円、学生非会員6500円▽懇親会6000円
【参加申込み】申込書でFAX、郵便、ホームページから
【申込先・問い合わせ先】学会事務局=〒101-0051、東京都千代田区神田神保町2-8和泉屋パーキングビル2階、電話03-6268-9355、FAX03-6268-9350、URL:http://qes.gr.jp/
(次号、矢野宏氏が大会の注目点などを解説)

   

日本計量新報 2015年5月17日 (3056号)

   

産総研が計量標準のニーズ調査
計量標準整備計画に反映
期限設けずいつでも受付

国立研究開発法人産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ)は、国家計量標準(物理標準、標準物質)に関するユーザーニーズ調査を本年度も実施している。
 2012(平成24)年度に実施した第1回計量標準ユーザーニーズ調査の結果を参考に、13(平成25)年度から10年間の計量標準に関する知的基盤整備計画が策定された。NMIJは、13(平成25)年度末に、第2回計量標準ユーザーニーズ調査を実施し、その結果を反映して、整備計画が改訂されている。
 国家計量標準は、測定・試験に使われる計測機器や標準物質の信頼性担保のために使用されている。NMIJは、国家計量標準が産業活動における品質管理や公平な通商のため、必要不可欠なものであることから、国家計量標準を今後も着実に整備していくことにしており、ユーザーニーズを調査して、整備内容に反映させる。
 前回までの調査は期限を設けて実施していたが、今回は期限を設けず、調査票を通年で受け付ける。重要かつ緊急性が高く、国として整備すべき計量標準ニーズが生じた場合に、早期に把握し対応するためである。調査票はNMIJのwebサイトからダウンロードして必要事項を記載して送付する。同サイトには「既に整備されている計量標準」「現在整備が計画されている計量標準」「過去のニーズ調査において整備を要望された標準の検討結果」などの参考情報が掲載されている。
【問い合わせ先】NMIJ研究戦略部計量標準調査室(担当:朝海、渡辺、島岡)=電話029-861-4120、電子メールcal-request-ml@aist.go.jp(メール送信の際には"@"を半角文字にする)、Webサイトhttps://goo.gl/XkLtb0

   

日本計量新報 2015年5月17日 (3056号)

   

春の叙勲

【旭日双光章】田中仁一郎(74歳、日本圧力計温度計工業会副会長、(株)田中製作所代表取締役社長、埼玉県納税貯蓄組合総連合会副会長、上尾税務署管内納税貯蓄組合会長、元上尾税務署管内国税モニター会会長)

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