日本計量新報 2011年6月26日 (2875号) |
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計販連総会開く
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総会のようす
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15時からの総会では、来賓を代表して熊本県商工観光労働部長の中川芳昭氏が挨拶をした。
開会の辞は桑野晃副会長。石蔵利治会長はあいさつのなかで、3月の東日本大震災について触れ、震災を契機として国民の考え方やライフスタイルに変化が出てきていることを指摘、計量器事業者も時代の変化に合わせた製品開発や販売を心がけ、製販共同で検討することが大切である、と述べた。
総会は、2010(平成22)年度事業法億九、同収支決算書を承認した。2011(平成23)年度事業計画(案)、同収支予算(案)を審議し、原案通り決定した。任期満了に伴う役員改選があり、名簿の通り承認された(新役員は次号以下)。
表彰式では、感謝状1名、優秀従業4名が表彰された(受賞者次号以下)。
計販連の4月1日現在の会員数は、個人会員47社、賛助会員10社。
総会後、講演会を開催した。黒川温泉観光旅館協同組合前組合長松譜阯m氏を講師に招き、「黒川温泉 日本一への取り組み」と題して講演した。
翌17日は、希望毎に別れて、熊本市内観光とゴルフコンペを実施した。
(一財)日本品質保証機構(JQA)計量計測センターは、原発事故の影響で放射線測定器の点検などを求める利用者が増加したため、7月1日より放射線測定器の感度点検サービスを開始する。
放射線測定器のセシウム137γ線に対する放射線検出能力を点検。測定器に特定の線量率のγ線を照射し、平均指示値が製造事業者の定める指示誤差の範囲内に収まっているかどうかを判定する。
【対象測定器】以下の条件を満たすもの。(1)セシウム137γ線(662keV)に対する感度がある放射線測定器(2)デジタル表示のもの(3)線量率の測定ができるもの
【放射線源】セシウム137γ線(662keV)
【点検ポイント】1cm線量当量率、100μSv/h=1点
【点検料金】1万500円(1台、税込)
【点検における注意事項】(1)同点検は製造事業者が行っている性能試験に必ずしも一致するものではない(2)コバルト60基準の測定器の場合、セシウム137での測定結果は指示誤差が大きくなる可能性がある(3)より精密な結果を希望する場合は、校正サービスを推奨
【WEBサイト】http://www.jqa.jp
【問い合わせ先】(一財)日本品質保証機構計量計測センター事業推進課=東京都世田谷区砧1−21−25、電話03−3416−5554、FAX03−3416−6742
(公財)日本適合性認定協会(JAB)は、6月15日、「放射能測定を行う試験所の認定」および「放射能測定の技能試験」を開始した。
ISO/IEC 17025試験所認定制度は、国際的に容認される技術レベルをもつ試験所を認定する制度。同協会に認定された試験所の試験報告書は国際的に通用する。
試験所認定制度はISO/IEC 17025 に従った活動が継続して適切かつ有効であることを確認する手段として、「技能試験」を義務づけている。同協会は、「放射能測定に関する技能試験」も合わせて開始する。
詳細はJABホームページを参照(http://www.jab.or.jp)。
【問い合わせ先】公(公財)日本適合性認定協会認定センターLAB=電子メールinfo-lab@jab.or.jp、電話03−3442−1217、FAX03−5475−2780
【旭日重光章】矢嶋英敏(76、元島津製作所社長、元(社)日本分析機器工業会会長)
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