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日本計量新報 2007年11月25日 (2701号)

エー・アンド・デイ平成20年3月期の中間報告
売上は174億円、純利益も増

(株)エー・アンド・デイ(東京都豊島区東池袋3−23−14、古川陽社長)平成20年3月期中間決算が出た。計測・計量機器事業の新規事業である計測・制御・シミュレーションシステムが売上げに貢献するまでにはまだ時間がかかりそうな状況で、半導体露光装置関連製品も顧客の計画下方修正が影響し前年を大幅に下回った。一方で医療・健康機器事業が前年実績を大幅に上回る結果を出し、また、徹底したコスト低減に注力した。平成20年3月期中間連結会計期間の売上高は173億6千9百万円と前年同期比26億8千1百万円の増収(前年同期比18.3%増)となり、営業利益は14億4千5百万円と前年同期比5億7千1百万円の増益(同65.4%増)、経常利益は13億3千6百万円と前年同期比4億5千7百万円の増益(同52.0%増)、中間純利益は8億6千5百万円と前年同期比2億5千9百万円の増益(同42.7%増)となった。


事業別セグメントの業績

計測・計量機器事業は、既存事業に属する計量機器や試験機は好調な設備投資により、電子天びんを主力として順調に推移した。一方新規事業として取り組む計測・制御・シミュレーションシステムは、顧客における製品評価等に時間を要していることや米国子会社との共同開発による効果が遅れていることなどにより、前年同期を大幅に下回る結果となった。半導体露光装置関連製品についても、取引先における計画下方修正の影響を受け売上が減少した。経費面においては、新規事業の早期立ち上げを目的として、先行的な開発投資を積極的に行ったことにより増加した。その結果、売上高は91億3千3 百万円(前年同期比5.5%減)、営業利益は7百万円(同99.0%減)となった。

医療・健康機器事業は、家庭用血圧計においては、ロシアにおける販売を昨年9 月に現地代理店から100%出資の子会社に移行したこともあり、大幅に業績を伸張することができた。また、医療機器においては、事業運営体制の刷新効果が徐々に表れ始め、前期を上回る実績を上げることができた。売上高は82億3千5 百万円(前年同期比64.1%増)、営業利益は21億2千2 百万円(同224.2%増)となった。

通期の見通し

平成20年3月期の業績見通しについては、連結売上高388億9千万円、営業利益43億7千万円、経常利益38億8千万円、当期純利益25億7千万円を見込んでいる。

日本計量新報 2007年11月25日 (2701号)

ネステック 温度・圧力の複合ゲージ「温圧計」を発売
ビル空調の現場管理用に最適

ギアレスの温度計・圧力計メーカーのネステック(株)(東京都千代田区三崎町2−20−3、電話03−3263−7671、月岡周郎社長)は、空調機廻りの冷水と温水の温度・圧力管理に最適な温度計と圧力計を複合したアナログゲージ「温圧計」を新発売した。

温圧計は、温度計・圧力計を一本化する事で、本来それぞれの計器を取り付ける必要がなくなり、トータルコストを削減する。またパイプに取り付ける計器が減る分漏水の可能性が大幅に減らすことができる。その他大きな特長として同タイプの温度計と比較して半分以下の長さですむ特殊保護管を新開発した。特殊保護管は、計器(ゲージ部)取付時に感温部で先端部の特殊バルブ(逆支弁内蔵機構)を押し(開)、流体を測定部に導き、計器取り外し時には特殊バルブが戻り(閉)、流体を外に出さないため水を止めずに計器の着脱が自在にできる。さまざまな取付のための部品一式が不要になり、現場の取付作業の短縮化が図れる。屋外防水型は、誤差要因の直射日光などの外気温を補正し配管内温度を表示する。

【特長】▽温度計・圧力計を一本化する事によりトータルコスト削減。▽特殊保護管(バルブ機構付)で水を止めずに脱着自在。▽高感度(温度)、抑脈動(圧力)の新構造で耐久力が高い。▽取付、保温、各工事の削減ができ、安全に寄与する。▽圧力計及び取り付け際の付属品が一式不要(短管ネジ込み部の水漏れ、結露、腐食の心配がなくなる)。▽長い保護管が不要となり省スペース。▽耐震耐久構造で過大圧200%、脈動防止。

日本計量新報 2007年11月25日 (2701号)

人事異動 11月1日付

【(独)産業技術総合研究所計量標準総合センター】▽計量標準管理センター長三戸章裕(計測標準研究部門副研究部門長・光放射科長を兼務)▽イノベーション推進室長三木幸信(計量標準管理センター長)▽計測標準研究部門副研究部門長馬場哲也(同部門上席研究員)▽計測標準研究部門光放射科長(光放射標準研究室長を兼務)齊藤一朗(同部門光放射計測科光放射標準研究室長)


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