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2001年6月24日(2404号)


■関東甲信越計量協会連絡協議会開催(7月12日・埼玉県)

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東北・北海道計量大会は8月2、3日(青森県)開催
中部7県競技会は7月5、6日(三重県)開催
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 地方の計量協会等計量関係の夏のブロック会議の季節を迎えた。第44回関東甲信越計量協会連絡協議会は7月12日、埼玉県の当番で、さいたま市のパレスホテル大宮で開催される。議題は@地域計量協会の新しい役割、A地域計量協会の今後の在り方(詳細別項)。経済産業省知的基盤課計量行政室長、埼玉県環境防災部ダイオキシン対策室長が講演する。

 東北・北海道計量大会は青森県の当番で8月2、3日に青森市のホテル青森で開催。中部7県計量協議会は三重県の当番で、7月5、6日に鳥羽市の戸田屋で開催される。

関東甲信越協の提案議題

議題1 「地方計量協会連絡協議会の新しい役割について」

 地方計量協会の存在意義と中央団体との関係の見直しを真剣に検討していくべき時にきているのではないか。また、連絡協議会を地計協の会員へのメリット創出のための情報共有、共同事業の提案等の協議、検討の場としていってはどうか。各県の現状認識の報告や提案を求めたい。【提案理由】事業規制の緩和、地方分権への移行等の時代の流れの中で、事業規制を基盤として成り立ってきた地方計量協会は、今後本質的な転換を図って会員メリットの創出のための努力を広域的な見地で進める必要があり、この協議会をその場として活用したらどうか。ご意見を伺いたい。

 なお、具体的な案としての事例は下記のとおり。
(1)各都県の主要事業への取り組み方の発表と意見交換、
(2)共通事業の創出と推進のための意見交換「計量器コンサルタント」資格の普及等、
(3)技術講習会、研修会、法令講習会等のテーマ及び講師のリスト作成のための情報の集約、
(4)最新の計量計測技術と新製品の情報提供、
(5)IT時代に対応したホームページ等の開設のための情報交換、
(6)計量記念日事業のアイデア交換

議題2 「地方計量協会の新しい役割について」

(1)質量基準器の検査申請について計量研究所が独立行政法人となり、質量基準器の検査は平成13年度から機種によってつくばセンターと関西センターに分かれることになった。また、基準手動天びん類は平成15年3月末に基準器を廃止する予定。その場合は器種により技術的に基準器検査が可能な都道府県においては、今後対応していく考えであるとともに、認定取得、JCSS校正等の証明書を発行することができることを計画している。

(2)「トレーサビリティー制度の階層化の導入に伴う取り組みについて」

(3)品質管理の国際規格、(ISO9000シリーズの要求事項に対応した質量計検査に使用する標準(基準)分銅の校正依頼への対応に関する情報交換)について情報提供が必要と考える。埼玉県では、今年度中に共同で指定定期検査機関としての事業を興し、将来的には計量団体としてJCSSの認可を取得し、会員への校正サービスを計画している。また、はかりについては、製品評価技術基盤機構においてJCSSの階層化に対応する技術ガイド(マニュアル)の策定に着手しており、平成13年度5月頃完成予定である。なお、はかり以外も準備して実施する予定である。この新しい業務を積極的に事業として取り入れ地域へのサービス提供を行う。

 上記のような提案議題は関東4県計量工業会連絡協議会でもとりあげられた。
@ISO9000s,14000s等につき地域の事業者への的確な情報、サービスを提供できる体制を構築する。
A本年から施行されるJCSS階層化についてのその意義と機能、具体的なサービス提供についての対応情報を集積し、会員事業者のJCSS取得支援団体としての取得などの具体的な取り組みを開始する.例えば研究会、講習会等の開始。
B環境関連計量情報の集積と地域住民への情報開示機関としての体制作りを開始し、関係団体との協力、情報交換を進める。
*抽象的な「計量思想の普及」活動団体から、地域社会に対する具体的なサービスを提供する機関へと変身すべく活動基盤作りを進めていきたい。

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