ホーム・計量計測データバンク2005年度計量法改正情報BOX>座談会(2005/11/17)【12】

座談会「計量法の抜本的見直し」の審議動向と私の考え方
    国民の計量の安全と計量行政の在り方を考える

INDEX | BACK | NEXT
【12】

省令で検定計量士、検査計量士、管理計量士と細分化できたらよい

齊藤勝夫 法はいじらないで、省令で検定計量士、検査計量士、管理計量士というふうに細分化できたらよいと考えます。検定計量士、検査計量士は、1級、2級、あるいは1種、2種という言い方でも良いですが。これは計量法の規定は現行のまままで、省令を改正するだけでできます。

小櫃健司 それは計量士を区別しろという発想ですね。行政ができなくなった検定、検査を肩代わりをするなら、たとえば指定検定機関のようなものに、検定ができる計量士がいることという条項が入れば、2つのシステムはうまくくっつくんじゃないですか。

蓑輪善蔵 団体は、主たる会員は誰だということを常に考えなくてはなりません。日計振では理事が70名います。これはどう考えても多すぎます。

齊藤勝夫 国家試験を団体で実施するうえで問題なのは、やはり計量士会が全県にないということですよ。

森川正彦 計量士部会で推進母体を作るのは可能じゃないですか。

齊藤勝夫 今の力量では難しい。やはり日計振を改革してやる他はありません。

指定検定機関をつくればそれも広域的にできるのではないか

齊藤勝夫 検査機関の採算の問題ですが、たとえば神奈川県計量協会が千葉県知事の指定を受ければ、検査機関としてやれるでしょう。そうなれば広域的に事業がやれるようになれます。

蓑輪善蔵 そうすると、指定検定機関をつくればそれも広域的にできますね。

齊藤勝夫 そうです。ただし、使用地検定の原則をはずしていかなくてはなりません。千葉県で使うはかりでも東京で検定を受けられるようにね。

桑山重光 日計振が試験機のJCSSで本部を管理主体にして、各支部でやれるようにしていますね。あの方式でやればよいのです。この方式でやれば広域的なものができます。

小櫃健司 各都道府県に少なくともこれまで検定をやってきた機関があるわけですから、その設備等を使えれば十分可能ですね。

桑山重光 JCSSでは自分の設備を使う必要はありません。借りてもいいんです。ですから、検定なども同じようにやれると思います。

蓑輪善蔵 設備や技術を持った人がだんだん失われていく現状を考えると、これは急がなければなりません。

計量教習はどうなる

蓑輪善蔵 計量教習、これはどうなりますか。

小櫃健司 私は計量教習も本来日計振がやるべきだ、というのが持論です。計量士国家試験も日計振が運用する。

齊藤勝夫 私は本来は、経済産業省所管の人的養成の教習所であるべきだと思います。

桑山重光 韓国では、日本の日計振に該当するところが計量教習を実施しています。

ドイツには検定学校があります

齊藤勝夫 ドイツには検定学校があります。日本の計量士にあたるものに中級と上級の2種類あって、中級は6ヶ月の教習期間です。上級はまず3ヶ月の研修があり、それから1年6ヶ月間学校へ行って、資格認定試験に合格しないといけません。それで各州へ配属されます。これは国の義務としてやっています。人材育成は国の役割です。

桑山重光 検定ができる計量士が上級計量士です。検査ができる計量士が中級計量士です。

蓑輪善蔵 日本の教習でも5ヶ月間同じ釜の飯を食べていました。相互の連絡も密ですしお互いの考え方もわかりますから、計量行政の全国統一が楽だったんですね。

齊藤勝夫 やっぱり計量行政は人なんです。だから、国家試験合格者も実習の教習をやらないとだめなんですよ。

INDEX | BACK | NEXT
ホーム・計量計測データバンク2005年度計量法改正情報BOX>座談会(2005/11/17)【12】