タクシーメーター

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 タクシーの営業に用いられるタクシーメーターは、タクシーの走行距離及び時間(時間計測はメーター内の時計により算出)を計測し、計測結果に応じた乗車料金を演算し表示する装置である。
 走行距離はタイヤの円周及び車軸(タイヤ)の回転数の積により決められる。車軸(タイヤ)の回転がトランスミッション、ギヤボックスを経由し、パルス発信器又は車速センサーにより電気信号に変換され、これを計数することにより車軸(タイヤ)の回転数を求める。タイヤの円周は予め器差調整機構によりメーターに設定されており、距離を計測することができる。
 演算回路部で走行距離と時間に応じた乗車料金を算出し、表示部に表示する。


車両側 タイヤ 距離計測は、タイヤの有効周及び回転数から求める。
ギヤボックス タイヤの駆動源であるミッションの回転数を、ギヤを用いた機械的な機構により調整する。
タクシー
   メーター側
パルス発信器 調整されたミッションの回転を電気(パルス)信号に変換する。
頭部
(タクシーメーター本体)
信号入力
回転によりパルス信号を計数する。
距離計測
計数されたパルスに適正な補正を行い正確な距離を求める。
運賃算出
求められた距離と内部時計の時間からボタン操作(賃走割増等)または現在時刻により運賃を算出する。
表示
算出された運賃の表示を行う。



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