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計量計測データバンク「日本計量新報」特集記事寄稿・エッセー(2015年一覧)>【山路隆夫】酒と一緒に

日本計量新報 2015年8月9日 (3068号)5面掲載

酒と一緒に

(株)オーバル取締役 山路隆夫

計測業界の納入先に酒造メーカーは多くある。タンクの計量、酒の流量計測、温度、圧力、アルコール度数計測など。今回はお客様の製品の身近な話を少し。
 若いころはトンと飲めなかったのに40歳を超える頃から酒が好きになってしまった。
 なぜかは思い出せない。しかし残念ながら、いまだに酒には弱いほうである。
 新入社員とか取引先の若い人と面談する時によく「君は酒を飲むのか?」と聞く癖までできてしまった。「少々いけます」「人並みです」などの返事が返ってくるとうれしくなる。「まったくだめです」の返事には「酒の修行をしたほうがいいよ」なんて余計なお節介を言ってのける始末である。自分の経験から酒が飲めないより飲めたほうが得だからと思っているからである。
 得な理由は、親しくなる近道だから。ゴルフも親しくなる術であるが、いろいろ準備が必要であるが、酒はある程度、思いつきで準備など必要ない。旨くて安い店など共にすると意気投合し合うことになる。女性と親しくなるのもお互いに飲めたほうがより親密になれる。
 若い頃も、歳を重ねた今もそう思っている。
 酒を飲む雰囲気は、大切なものである。まず飲む酒にあった食べ物である。旬の魚、野菜。
 酒を呑むところにしか供されることのない旬な、乙な食べもの。旅先で出会う地産品。
 飲む相手も重要であり、特に学生時代あたりの友達と昔話に花を咲かせるなど最高である。
 でも飲む相手は、やはり、女性がよろしい。
 一人で飲むときは、外ではなく家のなかで夜遅く、スピーカーに向き合い、ちあきなおみ、八代亜紀などしんみり聴くと泣けてくる。するめをかじって、燗酒を飲みたくなる。ジャズには、ウイスキーをロックでなど最高だ。クラッシックは酔いには合わない。素面でないと楽しめない。そんな長い夜を退職後のひとつの楽しみとして残してある。
 行きつけの店を作る楽しみは、格別である。ある程度歳を取ると、お気に入りの店が私を大切にしてくれるし、私も大切にするので信頼関係が増し、さらに居心地がよくなり、自然と足が向いてしまう。そのような店を3軒持っているとなかなか幸せな人生が送れる。理想ではあるが、カウンターだけの小体な店で、割烹着を着た落ち着いた美人がお燗をしながら話しかけてくる。寅さんではないが、そんな店ないかな?
 今のところアルコールによる健康数値に大きく?異常は出ていないが、気をつけなければと思いはしているが、週のうち2日の休肝日は設けられそうにない。死ぬまで酒とのいい付き合いを続けてゆきたいものだ。
 昨日も飲んだが、今日も飲む。
 実は、ウイスキーを飲みながら書いている。
 いやはや。


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